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とよはし映画祭発「家族マニュアル」プチョン国際ファンタスティック映画祭で招待上映

 [映画.comニュース] 愛知・豊橋市で3月に行われた「ええじゃないかとよはし映画祭2019」のプレミア上映作品「家族マニュアル」が、韓国で6月27日に開幕した第23回プチョン国際ファンタスティック映画祭で招待上映されることがわかった。同29日からの上映に先駆けたオープニングセレモニーに、メガホンをとった内田英治監督、出演した「劇団スパイスガーデン」の山中雄輔、山本篤士、プロデュースを務めた森谷雄氏らが参加した。【フォトギャラリー】「家族マニュアル」写真はこちら 平田満が主演を務め、豊橋市でのオールロケを敢行した本作。マニュアル通りに生きることを課してきた男(平田)が、定年退職直後に健康診断でがんを宣告される。80歳までの人生計画に狂いが生じるなか、残された時間の中で少しずつ3人の子どもたちと向き合い始める。

 「家族マニュアル」が韓国で初めてお披露目され、内田監督のプロデュース作「日本製造 メイド・イン・ジャパン」の上映も決定したプチョン国際ファンタスティック映画祭。韓国映画誕生100周年を祝うレッドカーペットに、内田監督、山中、山本のほか、「日本製造」のメガホンをとった松本優作監督、出演した土山茜、大山真絵子も登場した。

 内田監督は「2年連続の参加になりますが、プチョンの進化を感じるオープニングセレモニーでした。家族をテーマにした作品が多い韓国で『家族マニュアル』がどう受け止められるかがとても楽しみです」と期待をにじませる。初の海外映画祭となった山中と山本は、「このような素晴らしい場所に立てたことを光栄に思います。劇団10周年ということもあり、この『家族マニュアル』がたくさんの方々に届きますようにと願っています」(山中)、「今の日本の家族での父と息子たちの関係を感じて欲しいです」(山本)と喜びを語った。

 森谷氏は「故郷の豊橋から生まれた作品が海を越えて上映されることを心から嬉しく思います。日本の家族の在り方を海外の皆さんがどう受け止めるか? 反応に期待しています。『家族マニュアル』の今後の展開にもぜひ期待していて下さい」とコメントを寄せた。

 第23回プチョン国際ファンタスティック映画祭は、7月7日まで開催される。