浜松市セフレ※末広餃子近くのコンビニで待ち合わせ

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浜松・蜆塚にテークアウト専門ギョーザ店 老舗中華料理店のギョーザレシピ継承

 テークアウト専門ギョーザ店「末広餃子」(浜松市中区蜆塚)が9月15日、浜松・蜆塚にオープンした。(浜松経済新聞)店舗外観 1972(昭和47)年から47年間、旧豊岡村(現磐田市)の老舗中華料理店として営業してきた「末広飯店」。ギョーザがおいしいと地域の人から人気があったが、店主が病気で亡くなり昨年末に閉店。浜松の街中でレストラン・バーを経営する白井大士さんは、仕事の関係で店主の夫人と関わりがあり、閉店に伴い「味を継承しないか」と話を持ち掛けられたという。食べたこともないものは継承できないと同店のギョーザを食べてみたところ味に感銘を受けた白井さん。夫人からギョーザのレシピを継承し、ギョーザ専門店としてオープンにこぎ着けた。

 店舗はお好み焼き店の居抜きで規模が小さいため、窓から受け渡すテークアウトのみで営業。メニューを窓横に掲示し、赤と黄色の配色で目立つよう大きな店名の入ったタペストリーを掲げる。

 ギョーザはキャベツを多めに入れたヘルシーな浜松ギョーザスタイル。末広飯店のレシピをベースに少しオリジナルを加えたという。「冷凍餃子」(20個=700円)には、後に残らず風味の良い青森県産の「六片ニンニク」を使う。あんにしっかりと味をつけ、さっぱりと食べられる酢コショウのシンプルな食べ方を勧めている。皮はレギュラーと薄皮の2種類を用意し、皮にこだわる客に向け選択できるようにした。「あんに自信がある。皮やタレでなく、あんで当店のおいしさを判断してもらいたい」と白井さん。「冷凍餃子(ニンニク無し)」(20個=640円)は通常のギョーザとは別にあんを作り、ニンニクの代わりにショウガをアクセントとして入れる。ほかにも、当日に作った「生餃子」(14個=560円)を販売する。

 販売時においしい焼き方のマニュアルをつけ、自宅で簡単に調理できる方法を教える同店。火の入れ方や、お湯や油を注ぐタイミング、焦げ目の加減など、ギョーザの焼き方のポイントをまとめた。

 「旧豊岡村で有名だったギョーザだが、浜松の人にも味わってもらいたい。好きなギョーザ店の3本の指に入るように頑張っていく」と白井さん。「まずは一度当店のギョーザを食べてもらいたい。地元の人に愛される店にしていき、知名度を上げ、料理店として店を構えていけたら」

 営業時間は12時~18時。月曜定休。