木更津市に住んでいる僕の人妻セフレは、
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千葉の広域停電、なかなか復旧しなかった理由は？
台風15号で大きな被害を受けた千葉県において、電気などの公共インフラがなかなか復旧しなかったことについて様々な意見が出ています。なぜ大規模な停電の復旧に時間がかかったのでしょうか。
千葉県は台風15号が通過した9月9日未明から、広範囲にわたって大規模な停電が発生し、64万軒で電気が使えない事態となりました。固定電話と携帯電話も多くの地域で不通となり、自治体が被害状況を把握できないという状態が長く続きました。
当初、東京電力は11日までに全面復旧を目指すと説明していましたが、状況が明らかになるにつれて、復旧の見通しはズレ込みました。17日時点でも6万7000戸が停電した状況にあった上、全面復旧は「最長」とされていた27日よりも遅れる可能性が出てきました。復旧に最も時間がかかる地域では、おおよそ20日間にわたって停電が続くことになりますから、これはかなり深刻な事態とみてよいでしょう。
当初の予定から大幅に復旧がズレ込んでいることについて、東京電力の見通しの甘さを指摘する声が出ていますが、一方で、森田健作知事が東京電力に対して「不眠・不休でやっていただきたい」と要請したことが炎上騒ぎになったり、養護学校の生徒が水浴びをしているのが「不謹慎」だというクレームに対して、千葉市の熊谷俊人市長が「自粛しても意味がないので、自粛は遠慮して欲しい」と呼びかけるといった一幕もありました。
今回、広域停電が長引いたのは、広範囲で同時多発的に電力設備の破壊や故障が発生したためです。停電の原因の一つは、6万6000ボルトの送電線を支える鉄塔2基が倒壊したことですが、こうしたトラブルについては、送電経路を迂回させることで対処が可能です。ところが今回の台風では、倒木で電線が切断される、電柱が損傷する、道路の寸断で工事車両が入れないといったトラブルが各地で多発しており、被害の全容を把握するのも難しいという状況が続きました。大きなトラブルが一カ所で発生したわけではないことから、対応に時間がかかりました。
今回の台風で都心部は大きな被害を受けませんでしたが、日本は世界の主要都市の中では珍しく、電線の無電柱化が進んでいません。ロンドンやパリ、香港、シンガポール、台北はほぼ100％無電柱化されていますが、東京23区は8％、大阪市は6％と一部エリアを除くとほとんど進んでいません。韓国のソウルですら、無電柱化率は50％近くありますから、日本はあまりにも遅れています。こうした状況を改善しない限り、再び大型の台風が来た時には、大規模停電が発生する確率は高いと考える必要があるでしょう。